ステーキの焼き加減は何段階ある?

大きなお肉を頬張る・・・考えただけでも喉が鳴りますね。
レストランで食べても良いですし、大きいお肉を買ってきて贅沢に焼いても良いですね。
日本にももちろんお店はありますが、私の滞在していたオーストラリアには日本以上にステーキハウスが多くありました。カジュアルなパブから、フォーマルなレストランまで、色々なところで楽しむことができます。
そんなステーキですが、皆さんの好きな焼き加減はなんですか?
私はいつもミディアムレアでいただきます。
しっかり焼いたものよりは、レア寄りの焼き加減が好みですね。
ここは完全に好みが分かれるところだと思います。
そんなステーキですが、焼き加減のレベル、みなさん全てご存知ですか?
レアにミディアムレア、ウェルダン・・・これらをご存知の方は多いかと思います。
この中から選ばれている方も多いのでは?
しかし、ステーキの焼き加減。
実は、これだけではないのです。
実は自分の好みと違う焼き加減で注文していた!なんてこともあるかもしれません。
どのような焼き加減があるのか、一緒に見ていきましょう。
焼き加減一覧

焼きレベル | 名前 | Name | 内部温度 |
0 | ロー(生肉) | Raw | |
1 | ブルー/エクストラレア | Blue/Extra Rare | 46-48℃ |
2 | レア | Rare | 48-54℃ |
3 | ミディアムレア | Medium Rare | 54-60℃ |
4 | ミディアム | Medium | 60-65℃ |
5 | ミディアムウェル | Medium Well | 65-68℃ |
6 | ウェルダン | Well Done | 71℃+ |
ステーキの焼き加減は、上記のように6段階あります。(0は生肉の状態です。)
内部温度に関しては場所によって若干の違いがあります。
この6段階、みなさんは全てご存知でしたか?
私は友人とパブに行った際に、その友人がブルーを頼むまで、その存在を知りませんでした。
ブルーだとかなり生肉に近い状態になるので、苦手な方も多いかもしれませんね。
それでは、これら6段階をもう少し詳しくみていきたいと思います。
ステーキの焼き加減、6段階
※焼き時間は、ステーキ肉を室温に戻した状態からの時間になります。
※レストランによって焼き時間・基準温度は若干異なります。
※お肉の分厚さ・部位によっても異なります。下記は2cmのサーロインステーキの例です。
※体質・体調・肉の衛生状態などによって焼き加減を調整して下さい。
ブルー/エクストラレア ~Blue/Extra Rare~

☆全ての面を1分ほど焼く
・外側を焼いただけ
・中は完全に赤い(生)
・中心が冷たくやわらかい
一番焼かない焼き加減です。
ほとんど表面を炙っただけ、という感じですね。
やわらかく、ふわふわとした食感が特徴です。
レア ~Rare~

☆全ての面を1分30秒ほど焼く
・中の75%が赤い
・中心は少し冷たい
中心部まである程度温度が上がっていて、やわらかい食感が楽しめますね。
ブルーと比べると、若干ふわふわ感が減ります。
ミディアムレア ~Medium Rare~

☆全ての面を2分ほど焼く
・中の50%が赤い
・少しのやわらかさと、若干の弾力がある
肉汁がまだ若干出てくるくらいの焼き加減です。
肉の中心部まであたたかくなっているくらい。
ミディアム ~Medium~

☆全ての面を2分15秒ほど焼く
・中心はピンク色で、若干赤みが残っている程度
・歯応えと弾力がある
ほとんど肉汁がないくらいの焼き加減です。
生肉感はほとんどないですね。
私の周りではミディアム程度が好きな方が多い印象です。
ミディアムウェル ~Medium Well~

☆全ての面を3分ほど焼く
・ほとんど中心まで火が通っているが、若干ピンクの部分が残っている
ほぼ完全に火が通っているくらいの焼き加減です。
割と歯応えがあるくらいですね。
ウェルダン ~Well Done~

☆全ての面を4~5分ほど焼く(厚さによる)
・中心まで完全にブラウン
・完全に火が通っている
生肉が好きではない方、生肉を食べられない方はウェルダンですかね。
分厚いお肉の場合全体が硬くなってしまう可能性があるので、ウェルダンにする場合には薄いお肉を選んだ方が良さそうです。
なぜブルーと呼ぶのか?

ここまでステーキの焼き加減の特徴を見てきましたが、一番焼いていないものをなぜブルーと呼ぶのか、気になっている方もいるのではないでしょうか。
ブルー以外の表現は直感で意味が分かりそうですが、ブルーは知らないと”なんだそれは?青いの??”となってしまいそうな表現ですよね。
この理由は、
切りたての生肉がかすかな紫・青みを帯びていることから。
そしてこの青色は長くは続かず、お肉が空気にふれると酸化してしまい、私たちの思っているあの赤色になってしまうのだそう。
なるほど、だから私たちのお肉のイメージの中に青がないんですね。
ステーキを最初にスライスするタイミングに立ち合わない限りは、この色を見ることはできないんだそうです。
ちなみにこのブルーという焼き加減ですが、注文する人はそこまで多くはないかと思われます。
私の友人が以前注文していましたが、その友人はなんというか・・・とてもこだわりが強い人だったので笑
注文の際にも、何秒焼いて、味付けは絶対に塩胡椒だけで、ソースは絶対にいらない!!
と何度も念を押して注文しておりました・・・。
英語でステーキを注文してみましょう!steakの発音は?

いかがだったでしょうか。
今まで注文していた焼き加減は、ご自身の好みと一致していましたか?
英語でステーキを注文する場合、よく店員さんに
“How would you like your steak?” (ステーキの焼き加減はどうされますか?)
のように聞かれます。ステーキを頼んだ場合には一緒に聞かれる、と思っておけば心の準備もできますね。
そして、自分の好みに合わせて
“Medium rare, please”
とシンプルに答えても良いですし、
“I’d like my steak medium rare, please“
と答えても良いですね。私はシンプルにプリーズをつけることが多いです。
また、steakの発音ですが、日本語のステーキとは少し発音が違います。
上記のページで発音を聞くことができます。
ステイク
という感じですね。発音がステーキじゃないというのは意外と盲点かもしれませんので、ご存知ではなかった方はぜひ発音を聞いてみて下さい。
極厚のステーキが食べたくなってしまいました・・・それでは!
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