春菊は生で食べられる?栄養素は?調理方法は?

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冬が旬!美容にも健康にも良い”春菊”

鍋のお供としてよく挙げられる食材の一つ、春菊。

ハウス栽培も盛んで、通年を通してスーパーで手に入れることができますが、旬は冬、11月〜2月頃になります。

“春”菊という名前ですが、春になると菊のような黄色い花を咲かせることが由来だと言われています。

独特な香りや苦味があり、苦手な方もいらっしゃる一方、ファンも多い食材なのではないでしょうか。

健康に良さそうなイメージはあるかと思いますが、実は美容にも良いこと、ご存知でしたか?

春菊の栄養素は?

[春菊(生)可食部100gあたりの主な成分]

  • エネルギー・・・20kcal
  • カルシウム・・・120mg
  • マグネシウム・・・26mg
  • リン・・・44mg
  • 鉄・・・1.7mg
  • β-カロテン・・・4500μg
  • ビタミンK・・・250μg
  • 葉酸・・・190μg
  • ビタミンC・・・19mg
  • アミノ酸合計・・・2200mg

※出典:日本食品標準成分表2020年版(八訂)

β-カロテン(ビタミンA)

春菊に含まれる代表的な栄養素がβ-カロテン(ベータカロテン)です。

β-カロテンには強い抗酸化作用があります。

つまり、体内に発生した活性酸素を除去する働きがあるということです。

体内の活性酸素が増加しすぎると、老化促進の原因となってしまったり、場合によってはがんや生活習慣病の原因になってしまうことも。

抗酸化作用があることは、健康にも美容にも嬉しいポイントですね。

また、β-カロテンは、体内で必要量に応じてビタミンAとして作用します。(β-カロテンの全量がビタミンAとして作用するわけではありません。必要量のみです。)

ビタミンAには、目や皮膚の健康を保つ働きや、体内の粘膜を丈夫にし、正常な免疫力を維持してくれる働きがあります。

ビタミンC

アスコルビン酸とも呼ばれます。

ビタミンCには抗酸化作用がある他、コラーゲンの生成を助ける働きもあります。

また、食物性食品に含まれる鉄の吸収を助ける働きをして、貧血予防の効果もあります。

他には、ストレスから体を守ってくれるメラニン色素の生成を抑える免疫力を高めてくれるなどの作用があります。

改めて、美容にも健康にも欠かせない栄養素ですね!

ビタミンK

ビタミンKには、血液を凝固させる働きがあります。ビタミンKが欠乏すると、凝固作用が弱くなってしまい、出血が止まりにくくなってしまうのです。

また、ビタミンKは丈夫な骨作りにも一役買ってくれます。カルシウムの骨への定着を促し、また流出を防いでくれるのです。そのため、骨粗鬆症の治療薬にも使われています。

カルシウム

みなさんご存知の通り、歯や骨を形成するミネラルです。

骨の健康を保つために不可欠な栄養素ですが、他にも、神経の興奮を抑えたり筋肉の収縮にも関与しています。

イライラにはカルシウム!なんて言ったりもしますね。

ビタミンDと一緒に摂ることで吸収率をあげることができます。

鉄分・葉酸・アミノ酸・・・

上記の栄養素以外にも、春菊には貧血予防に役立つ鉄分・特に妊娠計画中や妊娠初期の方の摂取が勧められている葉酸タンパク質を構成するアミノ酸など、健康に良い栄養素が多く含まれています。

食べれば食べるだけいいの?

摂りすぎには注意

ここまで見てきた通り、春菊には嬉しい栄養素が多く含まれています。

しかし、食べ過ぎには注意が必要です。

その理由は、春菊はまれにアレルギー症状を引き起こす可能性があるからです。

春菊はアレルギーが少ない野菜だと言われていますが、まれに発症することがあります。

その症状は主に、吐き気や下痢・腹痛などの消化器症状で、ひどい場合には蕁麻疹や呼吸困難に陥ることも。

春菊を食べて体に異変を感じた場合には、医療機関を受診されることをお勧めします。

1日の理想の摂取量は?

それでは、1日どれくらい食べるのが理想的なのか?

一般的には、100g程度(2分の1束)だと言われています。

100gってどれくらい?

ちなみに最近春菊をたくさんいただいたので、実際に100gを測ってみました。

サラダにする予定だったので、葉の部分だけで測ってみました。

100gでも結構な量になりましたね・・・。

火を通せばボリュームは抑えられますが。

そこまで過敏に量を気にしなくても、普通に食べる分には大丈夫そうかな?と思いました。

春菊大好き!って方は少し注意が必要かも。

春菊は生でも食べられる?気になるシュウ酸は?

春菊は生食可能!

春菊って、生でも食べられるってご存知でしたか?

私は以前、知人宅で生の春菊が出てきたのですが、その時は驚いてしまいました。

火を通さなければいけない、という固定概念があったのですね。

シュウ酸は大丈夫?

春菊は火を通さないといけないんじゃないの?と思われる要因の1つに、シュウ酸が含まれているから、というのがあるかと思います。

シュウ酸の摂りすぎは、尿路結石を引き起こしてしまう可能性があります。

このシュウ酸が多く含まれる代表として挙げられるのが”ほうれん草”ですね。

しかし、シュウ酸は水溶性なので、野菜を茹でることでこの量を減らすことができます。ほうれん草を茹でなければならないのは、こういった理由からです。

では、春菊の場合はどうなのか。

春菊にもシュウ酸は含まれていますが、その量はほうれん草の4%ほどだそうです。

つまり、微量しか含まれていないため、生で食べても大丈夫とされている、ということですね。

それでも気になる方は、少しの間水にさらしたり、さっと湯通ししてから使用すると安心です。

残留農薬は?

市販の物であれば、残留農薬が気になる場合もあるかと思います。

しっかり洗ってから使用して下さい。

50度洗い(50度前後のお湯で洗うこと)もおすすめです。

春菊のアレンジレシピを紹介 〜マスタードマヨサラダ〜

今回は春菊を生で使用し、サラダを作ってみました。

〜材料(2〜3人前)〜

  • 春菊・・・100g
  • マヨネーズ・・・35g
  • 粒マスタード・・・20g

春菊をしっかりと洗い、10分ほど水にさらしておきました。

あとはしっかり水を切って、材料を和えるだけ!

※マスタードの量はお好みで調節して下さい。マスタードが苦手な方はゴマを使うのもおすすめ!

とってもシンプルですね。

春菊の爽やかな香りと、マスタードの酸味が食欲をそそります。

他にもツナを混ぜたり、ブラックペッパーをふったり、お好みでアレンジしてみて下さい!

ちなみに私が気に入って使っている粒マスタードはこちら。

MAILLE(マイユ)の粒マスタードです。

粒がしっかりしていて美味しい!書いてある通り、ソーセージにもぴったりです。ポテサラにも合いますよ!下記の画像からamazonページへ飛べます。

お鍋・サラダ・炒め物・・・

いかがだったでしょうか。

健康にも美容にもいい春菊。

お鍋にはもちろんのこと、他にも色々な使い方ができます。

爽やかな香りをぜひ楽しんでみて下さい。

個人的には、次回はナムルを作ろうかと考えております。

スーパーで手軽に手に入れられる食材ですし、今夜のおかずに、メインに、いかがでしょうか?

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