カタログギフトでシューケアキットという選択肢

結婚式などに参列した際にいただくギフト。
最近はカタログをいただくことが増えましたよね。
色々とあって悩んでしまうものですが、シューケアキットという選択はいかがでしょうか?
今回はそんなカタログギフトの中からSAPHIR(サフィール)のパーフェクトシューケアキットを選んでみました。
・初心者すぎて何もわからない! ・革靴を買ってみたいけれど、お手入れが大変そう・・・ ・シューケアのセットだけ買えばいいの? ・革靴のお手入れってどうやればいいの? ・SAPHIRの製品が気になっている ・結局最低限何が必要なの?
キットの中身だけで革靴のお手入れはできるのか、追加で必要な物はないのか。
気になる方も多いのではないでしょうか。
初心者の挑戦ですので、特に初めてシューケアをする方には参考にしていただけるのではないかと思います。
文字だけではイマイチわからない!という方は、こちら動画を貼っておりますのでそちらも参考にされて下さい。(ページ下部に飛びます。)
何が入っている?
カタログ

今回いただいたカタログは、こちらのようなカードタイプのものでした。
かわいいですし、全体を広げて比べられるのは便利!
いくつかに絞って、その中からまた選んで・・・を繰り返しました。
そして使用後は裏紙をメモ用紙に使わせていただいております笑
セット全体

こちらのような、お菓子入れのような缶に入っています。
綺麗めな見た目はポイント高いです!
収納も楽々ですね。

開けるとこんな感じです。
右上の青い冊子はシューケアガイドで、ケアの流れが書いてあるものです。
見た目だけでテンションが上がってしまうくらい、かわいい・・・!
開けるだけでワクワクしてしまいます。
続いて、内容をひとつひとつ紹介させていただきますね。
ユニバーサルローション 約50ml 汚れ落とし用

汚れ落とし用のローションです。
蜂蜜のような、甘くていい香りがします。
靴クリーム 約50ml ブラック・ニュートラル

皮の保湿と補色、ツヤだしをしてくれる靴クリームです。
ブラックとニュートラル(無色)が入っているので、靴の色に合ったチョイスができますね。
馬毛ブラシ(ほこりとり用)・豚毛ブラシ(磨きあげ用)


ほこりとり用の馬毛ブラシと、磨きあげ用の豚毛ブラシです。
毛の硬さが違うので、用途に合わせてブラシを使い分けます。
馬毛の方が柔らかく、豚毛は硬めです。
ミニブラシ(豚毛) x 2 クリーム塗布用

靴クリームを塗るのに使うミニブラシが2本入っています。
コットンクロス(汚れ落とし用)・磨きあげ用グローブ(磨き用)


汚れ落とし用のコットンクロス(白)と磨きあげ用のグローブ(茶)です。
こちらの布は古着など、いらなくなった布でも代用可能です。
グローブが斜めに入っている線のところに手が入れられるようになっています。
以上がキットの内容です!
それでは、ここからは実際ケアをしていきたいと思います。
買ったばかりの革靴でもお手入れは必要?

新しい革靴をゲット!いつデビューさせようかな・・・
そんなワクワクな気持ち、わかります。革靴に限らず、新しいものって心が踊りますよね。
でも、いったん待って下さい。
実は、新しい革靴であっても、一度ケアしてから履いてあげた方がいいんです!
理由は、その靴が店舗などでどれくらいの期間・どんな状況で保管してあったかわからないから。
もし長い期間保管されていたとしたら、皮が乾燥してしまっているかもしれません。
そのため、履きたい気持ちをおさえて、まずは保湿をしてあげましょう。
通常の靴磨きとは違って、
靴紐を外す→馬毛ブラシでほこりを落とす→クリームで保湿
のシンプルステップでokです!(こちらの1,2,4,5,6の手順)
革靴ってどれくらいの頻度でお手入れしたらいいの?

革靴を買ってみたいけれど、なんだかケアがめんどくさそう。

そもそもどれくらいの頻度で靴磨きをしたらいいの?
そんな疑問にお答えします。
どれくらいの頻度で履くのか、季節や保管状況によっても若干変わってくるところはありますが、基本は↓の2つを抑えておけば大丈夫です!
毎回のケア
革靴を履いたら毎回した方がいいケアがあります。それは、
馬毛ブラシでブラッシング
馬毛ブラシでその日ついたほこりや砂をとり除いてあげます。
ささっとブラッシングをする程度で大丈なので、帰ってきてからの5分・・・いや、3分!革靴のために頑張ってあげて下さい。
目的はほこりや砂をとり除いてあげることなのですが、それを毎回する理由は、
ほこりなどがついたままだと、革靴の水分がそちらに持っていかれてしまうから
せっかく保湿をしてあげたのに、この少しの手間を省いてしまうと革靴を乾燥させてしまう原因になってしまうんです。
毎回と聞くと面倒に感じる方もいらっしゃるかと思いますが、革靴を長く履いていくためにはとっても大切なケアになります!
時間もかかりません!
さらにシューキーパーを入れて保管してあげるとベターです。
10回着用に1回 or 月1回のケア
着用回数については様々な意見があります。
5〜6回に1回という意見と、10回に1回という意見が多いようです。
使用頻度が高い方は回数で区切った方がいいかもしれませんが、私は毎日のように履くわけではないので(週1〜2回)、月1回を目安にしています。
このケアが、いわゆる靴磨きと呼ばれるケアです。
汚れを落として、シュークリームなどで保湿してあげる。
必要な場合は鏡面磨きを行う。
しっかりケアは月に1回してあげればok、というイメージです!
こちらの詳しいやり方については下記で解説しています。
今回ケアをしていく革靴の紹介
せっかくなので、今回ケアをしていく革靴の紹介をさせて下さい!
私のお気に入りの靴たちです。
Dr.Martens 1461 3ホール Cherry Red
Dr.Mertensの定番の形、カラーですね。
チェリーレッドの上品なカラーが、どんな服にも合わせやすいです。
ビビットなレッドではないので、日頃シンプルな服装ばかりの方でも違和感なく取り入れていただけると思います。
Dr.Martens 1461 3ホール Black+Green+Yellow

1461シリーズの新作です!
サイドのグリーンとかかとのイエローがかわいすぎます・・・
ベースはブラックなので、かなり合わせやすいカラーです!
グリーンかイエローを拾ってあげれば一気におしゃれ上級者な感じです。
シンプルな服にも簡単にアクセントを加えられます。
限定デザインなので、狙っている方はお早めに!
実際にやってみた(動画有)
文字だけでは伝わりにくいところもあるかと思いましたので、動画を作成しました。
よろしければ参考にされて下さい!
靴紐を外す

まずは靴紐を外していきます。
このとき、靴紐が古くなっている場合は取り替えてあげて下さい。
紐が汚れている場合には拭いてあげるか、汚れがひどければ洗って綺麗にしてあげましょう。
馬毛ブラシでほこりや砂を落とす


まずは馬毛ブラシでほこりや砂を落としていきます。
毎回のケアでやるのもこの工程です。
馬毛ブラシは豚毛ブラシよりもやわらかい毛をしています。
ブラッシングの工程全てに共通することですが、
毛が寝ない程度の力で優しくブラッシングしていきます。
ベロの部分は特に汚れが溜まりやすいので、忘れずにブラッシングしていきます。
クリーナーで汚れを落とす


次に使っていくのがこの2つ。(クロスは古い布などで代用可能です。)
コットンクロスにローションをつけて、汚れを落としていきます。
このローションは皮に栄養を与えてくれる役目もあります。



やりやすい方法でokですが、上の写真のように人差し指と中指に巻きつけるようにして、余った布は他の指でまとめる。
オレンジの矢印のところが平らになっているように持つとやりやすいです。


ローション(クリーナー)をクロスにつけて靴を綺麗にしていきます。
足りない場合は少しずつ足していって下さい。
ステッチが汚れてしまっている場合には、綿棒などにクリームをつけて部分的に汚れをとり除いていきます。
ミニブラシでシュークリームを塗布


ミニブラシでシュークリームを塗布していきます。


クリームをブラシでとったら、塗りたい場所に点置きしてからなじませていきます。
くるくると丸を描くようになじませるのがコツです。
クリームがステッチやソールについてしまうと、変色や滑りやすくなる原因になってしまうので気をつけて下さい。
もしついてしまった場合にはすぐに拭いておきましょう。
豚毛ブラシでクリームをなじませる


クリームがある程度なじんだら、次は豚毛ブラシで磨いていきます。
毛が寝ない程度の力で優しくブラッシングしてあげて下さい!
余分なクリームを取り除きつつ、クリームをなじませていく工程です。
どのクリームもそうなのか、他のクリームでもそうなのかはわからないのですが、このクリームの場合には余分についてしまったクリームがブラッシングをしているとポロポロと出てきてくれたので、余分なクリームが見た目にもわかりやすかったです。
磨きあげ用のグローブで磨いていく


クリームがなじんだら、磨きあげ用グローブで乾拭きをして仕上げていきます。(グローブは古い布などで代用可能です。)
この拭いている工程で革靴が綺麗になったことが実感できると思います。
そして乾拭きが終わると・・・
靴磨き完了!防水スプレーも忘れずに。

これで靴磨きは完了です!
左が磨いたもの、右が磨いていないものです。
いい感じにツヤが出ましたね・・・!


靴磨きの前後です。
比べてみるとツヤが出たのがわかるかと思います。
ちなみにチェリーレッドの方は未使用のものだったので、ほこり取りとクリームでの保湿のみ行っています。
実際にやってみて

セットの内容でも十分に靴磨きはできる!
いかがだったでしょうか。
初めての靴磨きということで、色々と調べながら作業を進めていきました。
ブラシを当てるだけでもドキドキでしたが、
セットの中身だけでも靴磨きは十分にできる!
ということがわかりました。
基本の靴磨きをされたい方には十分なセットだと思います。
今後はプラスアルファーで道具を揃えていきたいと思います。
ツヤを出したくない場合にはデリケートクリームがおすすめ
今回のサフィールのシュークリームですが、こちらはツヤを出してくれるものになります。
なので、ツヤを出したくない、マットに仕上げたいという方には向かないかもしれません。
そんな方には、私も今後購入を検討しているのですが、デリケートクリームも選択肢の一つだと思います。
こちらのような商品ですね。
ツヤの出る原因はろうなので、ろうの含有量が少ないものを使うと光沢が抑えられます。
デリケートクリームは比較的ろうの含有量が少ない商品になるので、あまりツヤを出したくない方におすすめです。
鏡面磨きをしたい方は追加で購入が必要
逆に鏡面磨きをしたいという方は、追加でワックスの購入が必要です。
いわゆる、革靴!という感じの光沢ですね。
こちらのような鏡面磨き用のワックスがあるので、購入を検討されてみて下さい。
クリーム塗布用のペネトレィトブラシ
クリームを塗るときに使う小さいブラシ。
セットの中にも2本入っているのですが、こちらが若干の使いにくさを感じてしまいました。
クルクルと回すように塗る動作と形状との相性が良くないのでしょうか・・・
そこで、同じ豚毛のブラシではあるのですが、こちらのブラシの購入を検討しています。
色々な方の靴磨きを見ていると、クリームの塗布にはこのペネトレィトブラシを使っている方がとても多かったです。
見た目にはこちらのブラシの方が使いやすそうに見えたんですよね。
お値段もお手頃なので、買ってみようと思っています。
クリームの色ごとにブラシを変えることを考えても、この価格はありがたいですよね。
初心者におすすめの靴磨きセット
靴磨きが初めて!と言う方の場合、何から購入すればいいのか迷ってしまうと思います。
最低限何が必要なの?
そんなふうに迷った際には、とりあえず靴磨きセットを購入してみるのがおすすめです。
それから足りないものを徐々に足していく、というのがハードルも下がっていいのではないかと思います。
今回使用したものと全く同じ商品は見つかりませんでしたが、こちらのようなセットが発売されています。
1つ目の商品はクリームの色が黒か無色かのどちらかしか選べないので注意して下さい。
革靴を買ってみたいけれど、ケアがよくわからない・・・という方は、ぜひセットを検討されて下さい!
みなさんも、これを機に靴磨きデビューなんていかがでしょうか。
今回は引き出物でいただいたセットの中身だけでの靴磨きでしたが、今後は色々と道具をそろえていって、味のある革靴を育てていきたいと思っています。
いい趣味になりそうな予感がしています・・・!
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